幸福の科学・宗教二世の「本音」を語る【二世会員インタビュー】

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立宗から30年以上が経った幸福の科学では、“二世会員”と呼ばれる方も数多く活動しています。「親が幸福の科学だった」という家庭環境を持つ二世会員は、どのように幸福の科学にかかわって育ち、信仰についてはどう感じているのでしょうか。座談会形式のインタビューで本音を教えていただきました。

お話をうかがったのは……

● A.Sさん(24歳・男性・東京都)クリエイター。映画鑑賞が趣味で、好きなジャンルはアクションもの。
● H.Nさん(25歳・男性・東京都)ウェブ制作者。エンジン音で車種がわかるほどの車好き。

――いつから幸福の科学の信者だったのですか?

A.Sさん(以下、Sさん): 両親が幸福の科学の信者だったので、「生まれたときから信者だった」というかんじです。 三帰誓願 したのが8歳のときですね。親から「三人兄弟みんなで(三帰誓願)しよう」って言われて……たしか小学校3年生だったと思います。

H.Nさん(以下、Nさん): あ、同じ。僕も小学校4年生のときで、兄弟二人揃って三帰誓願しました。たしかその頃に制度の変更があって、小学生の僕たちでも三帰誓願できるようになったんじゃなかったかな?

Sさん: なるほど。だからNさんと似たタイミングなんですね(笑)。自分にとっては、三帰誓願がひとつの区切りだったかなって思います。それまでも 支部 に行ったり、 法話 を聴いたりしてたんですが、特に宗教をやっているという意識はなかったんで、そのときに改めて「信者になったんだ」と思った記憶があります。

――ご家庭での信仰生活や活動はどのようなものでしたか?

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Sさん: 支部や 精舎 に、週1回車で通う、というのがうちのルールだったんです。田舎だったんで、車で1~2時間かけて家族で行くのが恒例で。お祈りは朝と夜、毎日ですね。家にご本尊(家庭用の祭壇)があったんで、そこで。

Nさん: 我が家は、父が幸福の科学の職員でした。父が地元の福岡で支部スタッフをしていたときは、支部が近かったし、母も活動していたので、ちょくちょく一緒に支部に行っていました。

行事というと、おもに“御法話拝聴会”に参加していたと思います。大川総裁の法話動画を、信者が支部で拝聴する集いですね。衛星中継がかかるような講演会はその頃はあんまりなくて……最近は講演会を衛星中継で拝聴できることが多いですよね。僕としては「え、いいの? こんなに拝聴できて」と思っています!

Sさん: 小学生だった当時は、御法話拝聴会で寝てしまっていたことも多くて……ごめんなさい。でも、支部に行くこと自体に抵抗はありませんでした。

Nさん: あとは、幸福の科学で親子向けの催しなんかがあると、運営側だった親と一緒になってボランティアに参加していましたね、僕は。幸福の科学に触れる機会は特別多かった方かなと思いますけど、でもまだまだ、その頃はついて行っているだけという感覚でした。

――幸福の科学の信者であることは、人生にどんな影響がありましたか?

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Nさん: 僕は小学校でいじめに遭(あ)ったことがあるんですが、学校は根本的な解決はしてくれなかったし、加害者に直接「やめてよ」と言うしかなくて、つらい状況だったんです。いじめは簡単に終わらないし、先生の見ていないところで色々あったりもしてすごくキツかった。

でも、幸福の科学の教えを学んでいた母は「あなたは“仏の子”だから大丈夫だよ」と、いつも支えてくれて、そのおかげで、僕は悲観的になり過ぎずに済んだんです。だから母親を通して 幸福の科学の教え に支えられていましたね。ただ、親から「職員の息子だから恥ずかしくないようにしなさい」という言われ方をしたこともあって、それは正直プレッシャーだったし、嫌でしたね。高校生の頃は一時期、親に反発したこともありました。

Sさん:

信者だったことで何があったかなって考えると……自分は「グレなかったこと」かな。学校で良く起きる葛藤、それこそ勉強や部活、人間関係の壁なんかを乗り越える方法は、自然と幸福の科学で学んでいたんじゃないかと思うんですよ。幸福の科学の 月刊誌 とか本とかが家にいっぱい並んでて、その中にはマンガや小学生向けの冊子もあったから、教えに触れる機会は多かったし。

本は小学校の高学年くらいから読んでましたけど、たとえ話も多くて読みやすいなって思ってました。気付かないうちに自分の中に教えが入っていたことで、すごく助けられてきたって思います。

――幸福の科学の書籍の中で、どの本が好きですか?

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Sさん: 『勇気の法』 『Think Big!』 ですね。もともと引っ込み思案な性格なんで、「これ、俺に必要かな」と思って手に取ったのがきっかけです。初めて読んだのは高校生の頃なんですが、いい話がいっぱいあって。中でも『Think Big!』に“ 体力は百倍にならなくても、勇気は百倍になる ”※っていうようなくだりがあるんですが、自分の人生観が変わって、すごいポジティブになれて。自分のバイブルだなーって思います。

Nさん: 僕は1冊挙げるとしたら、 『人を愛し、人を生かし、人を許せ。』 です。東京に出てくる前の、23歳頃にですね、自分の内面的にも金銭的にも苦しい時期があって。そんなときに読んだのがこれだったんですが、人として基本的なことを思い出させてもらったというか、たくさんの人に囲まれて生きていたことを忘れていたなって思いました。

第1章に 「愛の貸借対照表」 という考え方が出てきて、人に愛を与えた部分と、人から与えられた部分とを、書き分けてみたらどうなるかっていうことなんですが、もう衝撃ですよね。「結果は明白だ。もらい過ぎている。これはまずい」と思って。自分がどれだけ愛を与えられて生きてきたかがわかって、すごく響きました。

Sさん:

学校でも、親でさえも明確に教えられないような「生きていく上で大事な考え方」っていうのが(幸福の科学の書籍には)凝縮されてますよね。すごい説得力がある、言葉に。

※『Think Big!』第5章には「みなさんの体力が百倍になることはないかもしれません。みなさんの知力が百倍になることもないかもしれません。みなさんの人生の活動期間が百倍になることもないかもしれません。しかし、みなさんの勇気が百倍になることはありえます。みなさんが自らの本来の理想と使命に目覚めたときに、勇気は百倍となるのです。」とある。

――「親の信仰」ではなく「自分の信仰」になったきっかけはなんですか?

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Nさん: 僕は大学に入って、一人暮らしを始めてからかな。それまでの自分がだいぶ親に支えられていたことに気付いたし、「これからは自分で何でもやらなきゃいけない」と思うようになったあたりで、父に大川総裁の本を読むよう勧められて。悩みがあったら自分で読んで問題を解決していかなきゃいけないなと思って、読み始めました。

その頃に、Sくんと同じなんですが『勇気の法』と、あとは『Think Big!』を読んで、「受け身でいるんじゃなくて、自分を成長させるためにハングリー精神を持たなきゃいけない」って、すごく背中を押されました。学生時代に、心を鍛えていくのと、信仰が固まってくるのと、同時に起こっていたような気がします。

Sさん:

自分は、就職してから青年部の活動に顔を出すようになったんですけど、自分たちでいろいろ企画して、未会員の人にも声をかけてイベントを開催していたり、みんな教えを実践しながら夢を語り合っていたりしていて、そんな先輩たちを「かっこいいな」と思ったことですね。憧れの人たちに出会えたのが大きかったと思います。

――幸福の科学のいいところを教えてください。

Sさん:

友達に困らないこと。信仰という共通項があるからすぐ打ち解けるし、活動を通して全国に知り合いができるし、いろんな人に会えます。

Nさん:

社会人になりたての人とか将来の不安を持っている人には、もうほんとに幸福の科学のことを知ってほしい。こんなに価値観が混乱して、何をやったらいいかわからない時代に、学校で教えてくれない“生き方”を知ることができるのが幸福の科学です。

幸福の科学は教えのジャンルも幅広くて、現代の悩みにあったものばかりで、どんな人でも人生の指針が得られると思います。言葉に出せる悩みも、自分でもわからないモヤモヤも解決できるし、その先にある未来を切り拓く力ももらえます。もし幸福の科学に出会っていなかったら、自分はどうなっていたことか……。本当に幸福の科学の良さが身にしみています。

――お話を聞かせていただきありがとうございました。

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