特発性間質性肺炎という難病にかかったF・Yさん。信仰の力で病を乗り越えることを決意し、精進を続けるなかで、神仏の奇跡が臨みました。『
正心法語
』の功徳を深く実感された、Yさんの体験談をご紹介します。
F・Yさん(徳島県)
月刊「幸福の科学」
369号より転載・編集
思いがけない宣告
「ゴホッ、ゴホッ……、ゴホゴホッ」
(なんでこんなに咳が出るんだろう。最近調子悪いなぁ)
2006年5月末のことです。体調不良が続いていたので病院に行った私は、肺炎と診断され、緊急入院を命じられました。
ベッドで横になっていても、頻繁に咳き込み、発熱も続きます。体はだるく、少し動いただけで、はぁはぁと息切れしてしまうため、入浴もできず、話そうとすると咳が出るので、見舞いに来てくれた家族との会話もままなりません。
入院生活が2週間に及ぶころ、妻が、聞いてきた検査結果を教えてくれました。
「あのね、お父さん……」
妻の話を聞いて、私は唖然としました。
ただの肺炎ではなかったのです。病名は、「特発性間質性肺炎」という耳慣れないものでした。肺のなかの、小さな袋状の肺胞が炎症を起こし、空気を取り込みにくくなる原因不明の難病で、死に至る可能性もあり、発症後の平均余命は、わずか5〜6年……。
「えっ、そんな難しい病気なんか」
妻は泣いていました。まだ小学生の息子と娘、そして妻のことを考えると、私はこのまま人生を終えるわけにはいきません。
(えらいことになったなぁ……。治療が効かんなら、もう、信仰の力で治すしかない)
私は幸福の科学で、「病気の原因は心の問題であることも多い」と学んでいましたし、信仰によって病気が治った奇跡体験も数多く聞いていました。だから、自分の心にある「病気の原因」を正すことで、現代医療で治らない難病でも、回復できるのではないかと思ったのです。
(もし今死んだら、僕は絶対後悔する―)
私は幸福の科学の教えを通して、「人間の使命は周りの人々を幸福にすること」であると学んでいました。しかし、自分の人生を振り返って、まだ何もお役に立てていないと思ったのです。
(主よ、御心ならば、どうか私を生かしてください―)
私は大川総裁の御法話を拝聴したり、書籍を読んだりしながら、深く自分の心を見つめていきました。
心に染み入る仏の言魂
その後、医師から「大学病院なら新しい治療法があるかもしれない」と言われ、転院することになりました。しかし、病室に空きがないため、しばらく自宅で待機することに。
(そういえば、『正心法語』を読むのが良いと言っとったな)
以前、幸福の科学の複数の友人から、『仏説・正心法語』を読んでガンや難病が治った人がたくさんいるという話を聞いたことを思い出したのです。
『仏説・正心法語』は、7つの経文が収められた、幸福の科学の根本経典です。
私は、毎日朝晩、『正心法語』の7つの経文を、声に出して読むことにしました。応接間にある御本尊の前に座り、心を静めて経典を開きます。
「真理の言葉、ゴホッ……、しょ、正心……法語、ゴホッゴホッ……」
言葉を発すると、すぐに咳き込んでしまい、なかなか読み進めることができません。咳をするたびに痰が出て、朝晩の祈りでティッシュ一箱分を使い切ってしまいました。通常なら30分程度で1冊読み終わるところを、倍以上の時間をかけて何とか読み切り、翌日もまた、同じように読み始めてみると―。
「真理の言葉、正心法語、ゴホッ……」
(あれ? 少し昨日と違うような……)
咳が出るのは変わりませんが、少しだけ楽になったように感じたのです。
翌日も、翌々日も、繰り返し『正心法語』を読み続けると、少しずつではありますが、確かに咳が出る頻度が減り、症状が改善していくのを実感しました。
声が出るようになるにつれ、経文の一言一言が、心に深く響いてきます。
「大宇宙に光あり―」
それは、『正心法語』の冒頭の言葉です。最初にその言葉を口にするたび、神仏の光が、身に染みてくるように感じました。
(主はいつも、見守ってくださる……)
祈りの時間は、神仏の光が心に差してくるようで、体がポカポカと温かくなります。
また、毎日経文を読むにつれ、自分自身の「反省」も、深まっていきました。
『正心法語』のなかには、次のような一節があります。
「過去は 既に過ぎ去れども
心の過ちは 残るなり
他人に対して 理解をし
自分に対しては 反省せよ」
(他人に対して理解をする、か……)
これまでの人間関係を振り返ると、仕事で理不尽なことを言われ、相手に対して怒りの気持ちを抱えていたことを思い出しました。
(あのときは納得いかんかったけど、やっぱり、怒りを持ち続けたらあかんよな……)
大川総裁の御法話CDを聴きながら、相手を責める思いを持つのをやめ、相手を許せるようになりたいと思いました。そこで、嫌な出来事にとらわれず、さらさらと水に流していこうと努力していったのです。
そして、妻との関係にも思いを巡らせました。私は日常の些細なことで、妻にきつい言葉をかけてきましたが、私の入院中、妻は仕事が終わってから、毎日欠かさず見舞いに来て世話をしてくれました。
(これまで自分の意見ばかり、強く言い過ぎてたかもな。悪いことしたなぁ)
妻に、心のなかで謝りました。すると、心がすーっと軽くなっていく感じがします。
そうした反省を続けるうち、私は次第に、穏やかな心を取り戻していったのです。
医師が不思議がった出来事
『正心法語』を読み始めてから7日目のこと。大学病院から、「病室が空いたので、すぐ入院するように」との知らせを受けました。しかしこのときには、たまに咳が出る程度にまで症状が改善していたのです。私は医師に、再検査をして欲しいと頼みました。すると―。
「あれ? 確かに良くなってますね。この病気は、何も治療せずに1週間で良くなることはないんですが……。しばらく様子を見ましょうか」
医師の判断で、入院は取りやめになったのです。その後も欠かさず、『正心法語』を読み続けていくと、薄皮を剥がすように、日に日に体が回復していくのを感じました。そして1週間後、再び診察を受けると―。
「Fさん、治ってますよ! どうしてだろう。診断が間違いだったということはあり得ませんが……」
医師は、完治した理由がまったく分からないと不思議がっていましたが、私は、これは神仏がくださった奇跡だと確信しました。
(願いを聞き届けてくださって、ありがとうございます……)
心から感謝があふれ、自分自身が大いなる存在に生かされていることを実感しました。
(一度失ったも同然の命や。これからは、多くの人のために生きていこう)
神仏に許され、生かされていることを実感した私は、以前よりずっと、他の人に優しくなりましたし、人を許せるようにもなり、今は深い幸福感に満たされています。
現在は、仲間と一緒に幸福の科学の教えを弘め、人々に幸せを広げていく活動に、より一層、取り組むようになりました。
貴重な体験を与えてくださった神仏に心から感謝して、生涯をかけて、お返しの人生を歩んでいきたいと思っています。
根本経典『正心法語』の霊的威力とは
『幸福の科学の基本教義とは何か』 (大川隆法 著/幸福の科学出版)「3 根本経典『正心法語』の霊的威力とは」より抜粋したメッセージ
『正心法語』は、天上界から「光」を引いてくるための“武器”
お経というものは、『仏説・正心法語』のように、書かれたものだけを言うのかといえば、そうではありません。
まあ、今、私も、この説法を対話形式で行っていますが、お経そのものも、質問があって答えがあるようなかたちの対話を編纂したものなので、「仏陀の言魂が入っているかどうか」ということが非常に大きなところではあるわけです。
私は、今でも、日本語であれ、外国語であれ、ある程度の規模の講演会においては、やはり、大勢の人の心を揺さぶるような言魂を使って話をすることが多くあります。そうした言魂の部分が入らないと、お経としては力が出てこない面はあるのです。
『正心法語』は、今、CDにもなっているので、私もよく使っています。自分で吹き込んで、自分で使っているので、まことに不思議なことですが、このCDは非常に効果の高いものなのです。
もしかしたら、使っている人は、まだ十分に自覚していないかもしれませんが、これは、仏弟子に与えられた“武器”の一つです。悪霊・邪霊等から身を護り、「光」を天上界から引いてくるための“武器”なのです。
その言魂を聞き、また、自分でも読誦(どくじゅ)することによって、天上界に心の針を合わせ、そういう邪悪なるものと同通する心を自分のなかからなくしていくことができるからです。そういう意味では、この経文を読誦するなかにおいて、一種の結界が自分の周りに出来上がってくるところがあるわけですから、まことに不思議な経文ではあります。
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