大切な人を天国へ送るための「正しい供養」―主エル・カンターレを信じる幸福と功徳【月刊「幸福の科学」】

供養とは、何のためにあるのでしょうか。

現代では、生きている人の心の慰めと考える人も少なくありません。

しかし、人間は死んでも魂はなくならず、天国・地獄も実在します。

そのため、正しい供養を通して大切な人を天国に送り、先祖の方々に感謝の思いを伝えることは亡くなった方にとっても、残された遺族にとっても大事なことです。

主エル・カンターレ 大川隆法総裁の説かれる教えをもとに、信仰を持つことの大切さと、正しい供養についてご紹介いたします。

※ この記事は月刊「幸福の科学」No.462(2025年8月号)より転載・編集しています

人は、死んでも終わりではない―あの世はある

まずは、供養を行う前提として知っておきたい、死後の旅路について解説します。故人が魂となったあとの様子を見ていきましょう。

死後の旅路

(1)魂が肉体から離れる

肉体が死を迎えると、魂が体から抜け出します。霊子線は約24時間で切れ、その後、魂は肉体には戻れなくなります。

(2)死の自覚を深める

初七日(しょなのか)頃までは、自分の葬儀や家族の様子を見ながら過ごします。

(3)あの世に旅立つ

故人の宗教観に合わせた導きの霊が訪れ、死後3週間ほどであの世に旅立ちます。しかし、宗教に縁がない人や無神論者の場合は、死んだことが理解できず、長く地上に留まることが多いです。

(4)三途の川を渡る

三途の川は、あの世への入り口です。その人の心の状態によって渡り方は変わり、この世への執着がない人ほど、楽に渡ることができます。

(5)天国・地獄の行き先が決まる

生前の行いだけでなく、心の中で思ったことも踏まえて行き先が決まります。現代は、半分以上の人が地獄に堕ちています。

天国に行く人・地獄に行く人の例

〈 天国行き 〉

□ 日頃から周りの人への感謝を忘れずに生きている。

□ 怒らず穏やかな心で生き、他の人の幸せも願っている。

□ 仏法真理を選り好みせずに、素直な心で学んでいる。

〈 地獄行き 〉

□ 自分の欲望を叶えるために、他人を蹴落としたり噓をついたりする。

□ 他人や環境への愚痴や不平不満が多い。

□ 神仏の存在を否定する。

参考経典:『悟りに到る道』 『永遠の法』 『地獄の法』 すべて大川隆法 著

正しい供養は正しい知識から【供養Q&A】

現代では供養の意味が見失われて形骸化したり、間違った知識が広がったりしています。供養にまつわる一般的な疑問について、大川隆法総裁の説かれる仏法真理から解説します。

Q 供養は、生きている人の心の慰めのためにするもの?

A 故人のために行うものです。霊も、あの世も、実在します。

現代では、唯物論や無神論が蔓延しているため、天国に還れる霊は少なくなっています。死後、地獄にも行けず、自分が死んだことも分からないで地上をさまよう霊もいます。供養は決して、気休めではありません。迷っている霊にとっては「蜘蛛の糸」であり、救いの縁であるといえます。

Q 葬儀を省いたり、お墓を持たずに散骨して何が悪いの?

A 故人が迷ってしまいます。

お葬式は、故人に自分の死を自覚させ、あの世への旅立ちを促す意味があります。また、お墓には一種の"アンテナ"のような役割があり、供養を通して電話でもするように、亡くなった方と心を通わす交差点となります。お葬式やお墓は、故人にとっても、遺族にとっても、大変重要なものです。

Q 運勢が悪いのは先祖が迷っているから?

A 幸・不幸の原因は先祖ではなく、自分自身にあります。

幸・不幸の原因は、自分の生き方や考え方にあります。たとえ本当に先祖が障(さわ)りを起こしていたとしても、子孫が仏法真理を学び、実践することで先祖もその姿に学び、救いの縁を得ます。

Q ペットの供養はどうしたらいい?

A 悲しみ過ぎないのも愛です。

動物の魂は個性化が十分ではなく、あの世では群魂のようになり、生まれ変わりの周期も早いです。そのため、お墓をつくって祀りすぎると、この世に執着して彼らの転生を妨げることになるため、少しずつ忘れてあげることが大事です。

Q ロボット読経でも先祖を供養できる?

A できません。開発者、販売者、提供者、利用者も、地獄へ行きます。

供養は、信仰心があり、霊的世界の真実を知っている者が行って初めて功徳を得られます。読経も、読む人が内容を理解して悟っていなければ、霊も成仏しません。ロボット読経は、地獄へと続く間違ったサービスです。

Q 天国に還っている人には、供養は必要ない?

A いいえ、ぜひ供養してください。

先祖から頂いた恩に対して感謝を捧げることも供養にあたります。その思いは故人の徳となるため、ぜひ、お盆やお彼岸の時期には供養を行ってください。

参考経典:『正しい供養 まちがった供養』 『地獄の法』 等。すべて大川隆法 著

月刊「幸福の科学」vol.462 大切な人を天国へ送るための「正しい供養」―主エル・カンターレを信じる幸福と功徳―

【 連載法話 】「わがままの代償」(1)今、世界で起きている自由を巡る二つの陣営の争い―幸福の科学グループ創始者兼総裁 大川隆法
【 巻頭言 】主なる神 エル・カンターレの言葉「先祖供養には真理の光が必要」

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この記事は月刊「幸福の科学」No.462(2025年8月号)より転載・編集しています

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故人を偲び、来世の幸福を祈る供養の心は尊いものですが、その一方で、迷っている故人の霊を成仏へと導くには、正しい霊的知識を知らなければ難しいのも事実です。

主エル・カンターレ、大川隆法総裁は、「どのような心で生きた人が、天国に還るのか」「地獄から天国に上がるには、どうすればよいのか」など、私たちが、この世でもあの世でも正しく幸福に生きるための教えを、数多く説いてくださっています。

すべての人の幸福を願われる、主エル・カンターレの教えから、「正しい供養」のあり方を学んでみませんか?

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