みんなの幸せを考える人になろう【光のことば】
この記事は「ヘルメス・エンゼルズ」No.288 より抜粋・引用しています。
「将来、成功したい」と思っているキミへ
キミたちの中には、「大人になったら、大きな成功をしたい」と思って勉強やスポーツにはげんでいる子もいるだろう。
今回は、そんなキミに大事な話をしよう。
大きな成功をなしとげるためには、自分だけのための目標を持つのではなく、「みんなの心を合わせ、力を合わせて、何か理想を実現しよう。」という気持ちを持つことが大切だ。
これは、キミたちが、だれが見ても「すごいなあ。」と思うようなナンバーワンの成功を収めるために、どうしても必要なことなんだ。
みんなと力を合わせるには「愛の心」を持とう
では、みんなの心を合わせ、力を合わせるために必要なものは何だろうか。
それは、「愛の心」なんだ。人を愛する心を持っていることが大事なんだよ。
人間にとって、人に愛されることほど、うれしいことはないんだ。それは、何と言っても、とてもうれしいことであり、人に愛されると幸福になるんだよ。
だから、みんな本当は「人から愛されたい。」と思っているんだ。「尊敬されたい。」と思って勉強やスポーツにはげむのも、そういうことなんだ。「人から尊敬されたい。」という気持ちは、「愛されたい。」という気持ちの一つなんだよ。
人から愛されたくて、みんな努力しているわけだけれども、努力をしていく中で、人をけ落としたりすると、きらわれて一人ぼっちになり、愛されることの逆になっていくことが多いんだ。
みんなに愛される「ゴールデン・ルール」
人が、ほかの人を好きになる場合には、「黄金の法則(ゴールデン・ルール)」があるんだ。それは、「相手がよろこぶことをする。」ということだ。人はみんな、自分を好きになってくれる人を好きになり、自分を愛してくれる人を愛するんだ。
だから、人は、「大勢の人を幸福にしよう。」としている人がいると、その人を幸福にしたくなるんだ。それが人間の本質(※)なんだよ。
※本質…ここでは、もともとそなわっている性質のこと。
キミを不幸にしようとしている人を、キミは幸福にしたいと思うかな? キミに対して憎しみを持っている人を、キミは幸福にしたいと思うかな? どうだろう。
やはり、キミのことを愛してくれる人を、愛したいと思うだろう。キミを幸福にしたいと思っている人がいたら、その人に協力したいと思うよね。
だから、「自分のために、人を利用しよう。」と思う気持ちではなくて、本当に、「他の人をよくしよう。幸福にしよう。世の中をすばらしくしよう。」という愛の気持ちを持っていたら、「力を合わせていっしょにやろう。」という人が出てくるんだ。
逆のように思うかもしれないけれど、「自分が幸福になろうと思うのではなくて、他の人を幸福にしようと思いなさい。そうしたらあなたは幸福になれますよ。」ということなんだ。これはまちがいないことだよ。
ただね、実際には、人を幸福にすることが本当に好きになってきたら、自分の幸福のことは考えなくなって、「自分は、そうすることが好きだからやっているだけだ。」という気持ちになるんだ。
すると、いつのまにか、自分が幸福になっているんだ。不思議なもので、「自分を幸福にしよう。」などと考えていなくても、自然に幸福になってくるんだよ。
(おわり)