友だちにやさしくしよう【光のことば】

この記事は「ヘルメス・エンゼルズ」No.301 より抜粋・引用しています。

親子で学べる光のことば「友だちにやさしくしよう」

自分がしてほしいと思うことをほかの人にもしてあげよう

今回は、あなたが友だちと仲良くできるように、大事なことをお話ししましょう。

それは、あなたが「やさしく生きる」ということです。やさしく生きる―。言葉は聞いたことがあるでしょう。

でも、やさしく生きるって何だろう。それが分かる人は、そう多くはいないかもしれません。小さな子どもたちばかりではなく、大人でもやさしく生きるってどういうことか、分からない人がいるんです。

やさしく生きるってどういうことか、これを昔の偉い人はこういうふうに言いました。

「自分がほかの人からしてほしいように、自分もほかの人にしてあげよう。」

こう言われると分かってくるでしょう。自分がほかの人にしてほしいこと、それをほかの人にしてあげればいいんだね。

―そうかあ、分かったぞー。

例えば、自分が「勉強を教えてほしい。」と思うなら、ほかの人にも勉強を教えてあげると喜ぶんだ。

それから、自分が友だちに「一緒に遊んでほしい。」と思うなら、友だちと一緒に遊んであげると、喜ぶんじゃないかな―。

自分がしてほしくないことはほかの人にしない

では、もし、してほしくないことをされたならどうですか?

あなたが、ほかの人から仲間はずれにされたらとってもいやでしょう。みんなから仲間はずれにされたら、とってもつらい。とっても悲しい。いやだね。

すると、そういう気持ちが分かるんだったら、自分もほかの友だちを、仲間はずれにしたり、冷たくしたり、いじめたりしちゃいけない、ということになるね。

自分がしてほしくないことは、きっと、ほかの人もしてほしくないのに決まっています。

これとは逆さまに、あなたが喜ぶことは、ほかの人も喜んでくれることでしょう。だから、あなたはほかの人が喜ぶようなことをしましょう。

ほかの人の気持ちをくみとると、やさしくできる

やさしく生きるというのは、ほかの人たちの気持ちをくみとるということなのです。

こういうことをしたら、ほかの人はどう感じるかな。ぼくが泣いたら、どう感じるかな。ぼくが怒ったら、どう感じるかな。ぼくがわがままを言ったら、どう感じるかな。ぼくがいたずらをしたら、どう感じるかな。

こんなふうに、ほかの人の気持ちが分かるようになってきたら、やさしくできるのです。

このやさしくできるということは、とても大事なことなんです。

人間にとっては、一番大事なことなんです。

あなたが会ういろいろな人に、やさしい心を、やさしい言葉をプレゼントしましょう。

そうすると、あなたはきっと喜ばれる人になるでしょう。(おわり)

『しあわせってなあに』

「友だちにやさしくしよう」の話は、この本にのっているよ!

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