よその子にかみついたり、ひっかいたりして困ります。【子育て相談】

(最終更新:

よその子にかみついたり、ひっかいたりして困ります。

子どもが、幼稚園でよその子にかみついて、けがをさせてしまいました。公園で遊んでいた子とケンカして、相手の子の顔をひっかいたこともあります。乱暴な性格なのでしょうか。どうすればよその子に手を出さなくなるか悩んでいます。
(6才男の子のママ)

子どもの言うことをゆっくりと聞いてあげることが大切です。

回答者 上田 隆 さん
小児科専門医。徳島県の阿南共栄病院診療部長、小児科部長。徳島大学医学部臨床教授。診療の傍ら、全国での講演や医学専門雑誌への連載執筆などで活躍。著書に 『生まれる前からハッピー育児!』 『機嫌のいい子に育つママのくちぐせ』 (幸福の科学出版)がある。

子どもが欲求不満にならないために

(1) 落ち着いて話を聞きましょう

(2) 優しく注意しましょう

上田 幼稚園に行く頃になると、子どもの欲求不満の程度が大きくなった時に、イライラして他の子に乱暴になることがあります。これは大人の場合と同じです。

ママ どういう時に、欲求不満になるのですか。

上田 たとえば、お母さんに甘えたいのに、夕飯の仕度で忙しくてかまってくれないなど、自分の希望や願いが叶えられない時ですね。また弟や妹ができて、周りからお兄ちゃんとしてあれこれ要求をされた時も、子どもは欲求不満になります。

ママ 子どもが何をして欲しいのかとか、どんなことが嫌なのかわからない時は、どうしたらいいですか。

上田 まず、子どもの言うことをゆっくり聞いてあげることが大切です。そのためにはお母さんに心のゆとりが必要ですね。子どもが、お母さんやお友だちに、自分の気持ちを言葉でうまく伝えることができないことも、乱暴な行為の原因になりますね。お母さんが、子どもの気持ちを理解できるまで、お子さんと根気よく話し合ってみましょう。「これが欲しかったのね、わからなくてごめんね。」と言ってあげれば納得しますよ。子どもに恐れや不安がなくなってから、乱暴な行為に対して優しく注意してあげることも、お母さんの大切な仕事ですね。

(この記事は 月刊「ヘルメス・エンゼルズ」 より転載しました)

オススメ書籍

『じょうずな個性の伸ばし方―お母さんの子育てバイブル―』 (大川隆法 著)

● 子供の個性を、もっと愛してあげよう。

幼児期の教育法、体罰としつけの違い、正しい胎教から、反抗期の乗りこえ方、病気や障害についてまで――。霊的な真実と5人の子育て経験から導き出された数々のヒントがここに。子育てに悩んだり、疲れてしまったときにお読みいただきたい一書です。

Amazonで購入する
幸福の科学出版で購入する

「人生の問題集」を見つけ、解決しませんか?

人生相談を行っています

幸福の科学では悩み解決や人生の好転をサポートしています。悩みや相談ごとのある方はぜひ支部にお越しください。幸福の科学で修行を積んだ実績ある支部長・講師がお話をうかがいます。プライベート・秘密はお守りしますので、安心してお話しください。

PICK UP

『小説 揺らぎ』大川隆法書き下ろし小説
『小説 とっちめてやらなくちゃ-タイム・トラベラー「宇高美佐の手記」』大川隆法書き下ろし小説
『十年目の君・十年目の恋』(作詞・作曲:大川隆法)