悪魔と悪霊の違いは?【霊的世界のほんとうの話】
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Q.悪魔は悪霊と違うのですか?
A.悪魔は悪霊よりも影響力があります。
悪魔は、悪霊より影響力や指導力、悪知恵がある
悪霊には、普通の人間でも、心が悪かったり、悪い行いをしたりすれば、なることができます。
犯罪行為をした場合だけではなく、犯罪行為をしない場合でも、悪い想念や暗い想念を持って生きれば悪霊になります。心が悪く腹黒いことを考えていたり、いつもいさかいが絶えなかったり、人をだましたり、怒ってばかりいたり、人を傷つけたり、悪いことを平気でしたり、このように、主として破壊的な想念や感情で生き、周りに迷惑をかけて苦しめた人たちが、死後、天国に還れずに、地獄という所で苦しみつつ暴れている。これが悪霊の正体なのです。悪魔になると、もう少し、影響力があったり、指導力があったり、悪知恵があったりします。
どのような人が、死後、悪魔になるのか
悪魔の供給源は、やはり、指導的立場にある人たちです。例えば、間違った政治家や独裁者などは非常に悪魔になりやすいのです。ポル・ポトという、カンボジアの国民を二百万人も殺して骸骨にしてしまった人は、完全に悪魔でしょう。ヒトラーやスターリンもそうですが、政治家の立場で人殺しを中心に行った人は悪魔になっています。残忍な行為、残虐な行為が心の底から好きだったり、自分の権力を実現して人を恐怖で支配することが目的で、大勢の人を殺したりした人は、悪魔になりやすいのです。
それから、政治系や軍事系ではなく、思想系であっても、多くの人を迷わせた人、人々を思想的に洗脳して狂わせた人は、悪魔になります。影響力の大きかった人たちのなかで、結果として大きな悪を遺した人たちは、悪魔になりやすいのです。
人の心を狂わせ、堕落させる思想は危険
また、悪魔にも力の大きさがあります。現代では、マスコミの人やジャーナリストのなかにも、大きな影響力を持っている人がいますが、彼らのなかで、世の中のためや正義の実現のためではなく、自分のため、欲望達成のためだけに仕事をしている人たちは、小悪魔になります。手下が五、六人程度しかいない小さな魔王でしょうが、そのようになる人が多いのです。小説家などでも、悪い小説を書いて大勢の人を洗脳している人、人を迷わす小説をたくさん書くような人は、有名な作家でも悪魔になる人はいます。人間を駄目にし、堕落させていく方向に大きな影響力を発揮した人は、やはり、悪魔になる素質を持っています。
それから、官僚のなかで、権力欲のために生き、慈悲の心がなかった人も、悪魔になります。宗教家も大勢の人に影響を与えるので、邪教の指導者は、悪魔になったりして、めったに成仏することはありません。
間違った教えを説くだけではなく、大勢の人を狂わせています。しかも、この世で狂わせるばかりでなく、あの世の地獄にまで引きずり込み、あの世でも信者と共に根城をつくっています。これも、悪魔、悪鬼そのものです。人の心を狂わせることは大変な罪なのです。
参考文献: 『霊的世界のほんとうの話。』