自己中―大川隆法総裁 心の指針196―

(最終更新:

大川隆法総裁 の書き下ろしである「心の指針」は、幸福の科学の布教誌月刊「幸福の科学」 で連載されています。全国の支部でもポスターを掲示しており、幸福の科学の毎月の顔として、世間でも広く知られています。

月刊誌で心の指針を読みたい方は、月刊「幸福の科学」2021年4月号 でもご覧いただけます。

今月の「心の指針」では、「自己中心的」であるかどうかが、死後の天国・地獄を分けていくことが示されています。自己中であることに気づき、軌道修正していく秘訣はあるのでしょうか。幸福の科学 東九州本部の高畑タヨ子さんに伺いました。

高畑 タヨ子(たかはた たよこ)

幸福の科学 東九州本部副本部長(兼)大分支部上級支部長

1953年、福岡県生まれ。旅行会社勤務、自営業を経て、2002年に幸福の科学に出家。九州地方で支部長を歴任し、15年より現職。

「自己中」に気づいたとき

今月の指針で、「宗教的回心」を経ると「自己中を改めて人に尽くす人生が訪れる」と学ばせていただき、仏は、人間が回心する姿を慈悲の眼差しで見ておられるのだと感じました。

私が“回心の機会”を得たのは、29年前のことです。当時私は、原因不明の脊髄(せきずい)の病で入院し、四六時中襲ってくる激痛に絶叫するような状態でした。どんな治療も効果がなく、医師には「脊髄のガンの末期症状」とも言われ、毎日主人に、「なぜ助けてくれないの」「どうにかして!」と苦痛を訴える日々・・・。

そんな状況のなか、知人に『神理学要論 』(大川隆法著)という本を渡され、一瞬だけ開いてみた時、「苦しみの時こそ人を愛しなさい」という教えが目に入ったのです。(何のこと?)と、最初は意味不明でしたが、なぜか気になり、痛みに呻(うめ)きながらも「苦しい時こそ愛せ」という言葉を考え続けました。するとある日、ハッと気づいたのです。

(主人は仕事も家事も育児も、私の世話まですべて背負って・・・)

主人の苦労を思った時、自分が自己中心的で間違っていたことに気づきました。そして、(主人に「痛い」と言うのを止めよう。今の私にできる愛はそれだけだ)と決めたのです。

その日から、知人が届けてくれる大川隆法総裁の講演テープを毎日聴いて、愚痴を言わずに他の人の気持ちを考える努力を始めました。すると次第に、主人や周りの方に深く感謝できるようになり、同時に検査の数値も良くなって、なんと数カ月後には退院することができたのです。

心に「信仰の柱」が立てば・・・

昔の私は一生懸命に生きるがゆえに自己中になり、「信仰は弱い人が頼るもの」と思っていました。今は、「信仰は万人に必要」だと思います。

信仰の柱が立たないと、心が不安定で自己中になりがちです。しかし、「自分は、神仏が創られた慈悲の世界に生かされている」と知れば、世の中や人々への愛に生きられます。そんな深い幸福感を、多くの方にお伝えしていきたいと思っています。


本内容は、月刊「幸福の科学」第410号 より転載し、編集を加えたものです。

大人気の「心の指針」が掲載されている月刊「幸福の科学」は、定期購読 もできますので、ぜひご利用ください!

「自己中」で転落しないためにお勧めの映画です

「一生懸命に生きるなかでも、自分を偉く思う天狗的な性格や、人を騙す妖魔や画皮的な傾向が出てきてしまうこともありますが、その元には自己中心的な心があります。この映画は、自己中を正して本当に幸せになりたい方に、ぜひお勧めの映画です」(高畑さん)

関連動画

善悪の逆転―大川隆法総裁 心の指針237―

善悪の逆転―大川隆法総裁 心の指針237―

「理不尽だ」という言葉で、片づけることもできよう。しかし、考えてもみよ。川を下ることは、簡単だが、川を遡ることは、困難なことなのだ。

私は、人間としての義務を果たすために…―大川隆法総裁 心の指針236―

私は、人間としての義務を果たすために…―大川隆法総裁 心の指針236―

夏の夜は、寝苦しくて、朝起きるのがつらい。冬の朝は肌寒くて、やはり朝起きるのがつらい。私の今朝も、そんな巡り合わせだった。

三つ子の魂―大川隆法総裁 心の指針235―

三つ子の魂―大川隆法総裁 心の指針235―

俗に、「三つ子の魂百まで」と言う。幼少時に形成された性格は、老年期になっても変わらないことを示す言葉だ。

開かれた社会―大川隆法総裁 心の指針234―

開かれた社会―大川隆法総裁 心の指針234―

現代の知識人には、霊魂や霊界の存在を伝える、哲学者プラトンが、人間を迷信の殻に閉じ込める暴君に、見えてしかたないらしい。また、プラトンとともに、神への体系を築こうとする哲学者ヘーゲルも、全体主義に見え...

悟りの奥義―大川隆法総裁 心の指針233―

悟りの奥義―大川隆法総裁 心の指針233―

ある人が、「悟りの奥義」を教えてほしいと、夢の中で訊ねてきた。それが判らないから、仏教学も、哲学も、二千五百年間、ガラクタの山を築いてきたのに。

PICK UP

『小説 揺らぎ』大川隆法書き下ろし小説
『小説 とっちめてやらなくちゃ-タイム・トラベラー「宇高美佐の手記」』大川隆法書き下ろし小説
『十年目の君・十年目の恋』(作詞・作曲:大川隆法)